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独逸発! あや太郎新聞

欧州での9年に及ぶ様々な経験を得意の毒舌を生かし、斜め左から書き綴っていきたいと思います。そして私が小学生のころ、学級新聞として書いていた「あや太郎新聞」をここで復活させたいと思います。

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同居人のお陰で、大分中国大陸の様子にも興味が溢れて来ている所に、たまたま中国から突発的なお仕事をいただいて、夏に日本に帰国するのと合わせてマカオに飛び立つことになった。

ドイツを中心に周辺のヨーロッパ諸国であれば、私は一人であちこちに出て行った経験はいくらでもあるのだが、流石に中国は初体験だ。

大体、欧州なんてものは、EU圏であればどこもそこまでかけ離れた環境ではないし、既にドイツに9年も暮らしていて欧州文化の大体の事を掴んでいれば、予想からかけ離れた様なことはまずあまり無いと思ってよろしい。

勿論、東欧では若干、状況が異なるから、私も始めてチェコを訪れた時にタクシーにボラれたくらいの経験はある。

それでも、それらは私が同居人の行動を理解するためにインターネットで読み漁った中国関連の情報ほどかけ離れたものではない。

今までで唯一私が戸惑ったケースは、意外にも英国だった。
1時間ではあるが、ヨーロッパ内で時差に遭遇した上に、電化製品のプラグも電流もEUの規格と違っていて使えず、おまけに車が左通行だった。どうせ同じだろうとタカをくくっていた私は、前調べを怠っていたのを現地で思い知らせれた。

特に左側通行なのは日本も同じだから大丈夫だろうと思っていたが、どうも私の場合、外国に出た時にスイッチが勝手に切り替わるようになっていたらしい。

外国スイッチで右側通行だと頭で勝手に思っていたらしく、英国の左側通行は寧ろいちいち意識して左を確認しないといけないぐらい危険だった。日本に帰国しているときは普通に左側通行だと認識できるのに不思議である。

しかし、よく見るとご丁寧に道路にも「Look Right」とか「Look Left」とか書いてある。
きっとEUからの旅行客がうかつに反対側を見ていて事故に遭ってしまう事が多かったのだろう。

しかし、そこまでするぐらいなら欧州規格に統一してしまって右側通行にしてしまえばいいじゃないかと思うのだが、コストの関係なのか、英国のプライドか。トンネルで大陸と繋がっている今でも左側通行で貫く島国独立根性は流石であった。

これぐらいの違いでもやはり初めて行く場所で一人旅だと戸惑ったりする訳だから、インターネットで得た知識では相当異なる世界であろう中国へ向かうのは私も丹念に準備をせざる得なかった。

何しろ、まずぶつかるであろう大きな壁は「英語が通用するかどうか」だ。

お隣の香港では元・イギリス領であり、香港人の独立心も強いだけに英語の普及率はかなり高いのを香港出身の友達たちを見て知っているが、マカオはわからない。元・ポルトガル領とはいえ、大陸の影響が寧ろ強いらしい。

大体、元・ドイツ領の青島で別にドイツ語がしゃべられている訳では無い様に、マカオでもポルトガル語はほとんど普及していないようだ。

さらに中国、山東省と山西省出身の同居人連中に聞いたところ、マカオで話されているのは彼らがしゃべっている北京語とも違う広東語で、彼らですら広東語はヒアリングでは理解できないらしい。さらに私は中国語の4声の区別がどうにも出来なかったので彼らに教えてもらっていたのだが、広東語は4声どころか8声あるという。

これは筆談した方が早いのでは無いかと思いつつ、とりあえずホテルは仕事先のマネージャーさんが用意してくれている様だし、そこまで辿り着けばなんとかなるだろうと飛行機を予約し、中国語の会話本を購入しながら準備を進めた。

実は私は高校生の時に中島 敦にとことんはまって、彼の著作は勿論の事、彼が影響を受けたであろう漢籍を読みたくて四書五経や諸子百家を手当たりしだい読んでいた。
お陰で漢文は当時は書き下し分が無くても大体わかる所まで行っていた。

その後、音大に進み、ドイツに留学して大分経った今、別分野に長く関わっているせいで得た知識は大分抜け去っていったが、今でも当時憧れていた様に実は一度は中国には行ってみたかった。

私の大好きな道教などの文化はおそらく中国共産党によってほぼ消滅されているだろうが、それでも人々の中にある伝統みたいなものは中々消そうとしても残るものである。

それにマカオや香港は本土に比べて寧ろそういうものが残っている可能性が高い。

そういう訳で、不安よりはまだ見ぬ地に行く好奇心の方が大分勝っていた。



(続く)

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