独逸発! あや太郎新聞

欧州での9年に及ぶ様々な経験を得意の毒舌を生かし、斜め左から書き綴っていきたいと思います。そして私が小学生のころ、学級新聞として書いていた「あや太郎新聞」をここで復活させたいと思います。

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気づけば、既にこの中華共同部屋に住み始めてから1年以上経っていた。

初めから人の住む場所では無いような状態だったのだが、掃除したりごみを少しづつ捨てたりしながら1年経ってみると、流石に少しはマシになってきたように感じる。

以前は住環境上の最大の問題は衛生状態だったのだが、今はそれが国道に面する角部屋のための騒音に取って代わられている事からもそれがわかる。

それでも最近、お客さんが訪れる機会が増えてきて、客人たちの反応を見ると、やはりまだまだびっくりされている。

なんといってもベランダに放置されたごみの山には皆が絶句しているが、日本人の普通の女性陣にはバスルームも既にして受け入れがたいらしい。

私もバスルームに関しては耐えかねて1週間に一度くらいは掃除をしてみるのだが、その掃除をして綺麗になった状態がなんと3日も持たない。1日もたない時すらある。土足でそのまま入っているからなのかどうか知らないが、とにかく泥まみれになっている。

さらに言えば、排水溝に髪の毛などが詰まらない様に蓋がついているにも関わらず、その蓋をわざわざ取って髪の毛を流す奴がいる。蓋の上に堆積した髪の毛を自分がシャワーを浴びた後捨てるのが面倒なのか知らないが、お陰で排水溝の奥に堆積した髪の毛が貯まり、箸でも使わない限り今や取れない。

どうして、わざわざそのためについている蓋を取ってしまうのか?!

中国人の中でよく言われている80年代一人っ子超自己中の成せる業なのか?!

さらに流しに洗い物が3日4日放置されているのもザラで、流石に邪魔なので台所を掃除した時に一度まとめて片付けたら、次の瞬間にまた山の様に皿が詰みあがっていた時は流石の私も切れた。

「なんだよ、これ。いい加減にして欲しいんですけど!」

と日本語でぶつくさ言いながら、もう洗わないぞ!!と放置しつづるつもりだったのだが、そのブツクサが聞こえたらしく、次に私が台所に行った時には綺麗に片付けられていた。

サイレンとボムと言われる日本人が切れたらやばいのを知っていたのか、学校で常々日本鬼子の残虐性を教えられてきているだろうから危機感を得たのか。

まあ、いつもそうしてくれたら鬼子も暴れはしないのだが。

ただし、お互い気を使わないから楽は楽でもある。

実は次に引っ越すのは日本人同士の共同部屋にしようと思って既に半入居状態になっているのだが、3日間くらい日本人共同部屋に住んでみて、自分が既に中華共同部屋に少なからず影響されているのに気づいてしまった。

何が違うかって日本人同士では細かい縄張りがキッチリ分けられているのだ。

中華共同部屋では調味料がなんちゃってでわかれていて、お互い使いまわしていたり、鍋や皿も混ざっちゃって誰の所有かいまいちわからない状態で適当にやっているのだが、日本人共同部屋の全てがキッチリと各個人で別けられている状態にびっくり。

塩や砂糖や胡椒やサラダ油なんてみんながよく使うものはうちらは普通に共同で、無くなったら誰か買うぐらいの分け方だったのに、塩入れがそれぞれ3人分あるなんて私には異世界だった。

掃除の分担だって、私が回転表を作って皆で各所をそれぞれ回る様にしたはずが、期待はしてなかったけど勿論回らずに、耐えかねた私が毎回掃除する様になってしまったが、日本人共同部屋では皆で分担がきっちり決まり、日本人同士だから、やらなかった時の無言の圧力を感じるようになっている。

この無言の圧力の強さがどうも日本人と中国人で差がある。

ちなみに言っておくと、中国人でも無言の圧力は察する。ドイツ人なんかと比べると、流石は同じアジアだな、と感じる所はここである。

ただし、感じるためのセンサーが日本人同士の比ではないだけだ。
今や中華化してしまった私は、このセンサーが大分鈍っていたようで、久々に日本人の中に入って自分の鈍さにドキドキした。

でも逆に、うちの同居人が一人で日本人の共同部屋に3対1とかで入居したら、微妙に圧力を感じたりもするだろうけど、そこで何をどうすべきかまでは習慣が違うから全くわからなくて困るのではなかろうか。
衛生観念の違いも大きいから日本人の中で生活するのは難しかろうと思う。

私が入居した時は中華3に日本1だったから逆パターンだった訳だが、私が掃除を始めたらみんなも手伝ってくれたりしていたから、逆はこちらが我慢さえすれば成り立つ気はする。

ただ、うちの同居人たちのいい所はやっぱり大陸気質なのだろうか、大らかな所だと思う。

よく中国本土からのお客さんや、学校の新入生や旅行の途中の友達(の友達だったりもする。)が我が家に泊まりに来て、場合によっては1週間から場合によっては3週間ほど滞在して行く事が度々ある。

そういう時に、一部屋に3人で住んでいたりする状態で3週間いても、案外どいつも平気なのだ。

日本人は縄張り意識が強いし、個人のスペースを保たないとストレスが溜まるからこれは絶対駄目だろうし、自分が泊まる立場に立っても、流石に3週間も人の家に居座るのは気が引ける。

そういう場合、だんだんとお客さんに対してゾンザイになってしまうのが日本人だと思うのだが、中華の連中は楽しくやってればいい様で、全然細かいことを気にしていない。

まあ、うちの同居人が特別陽気なのもあるだろうが、日本人の良くも悪くもキッチリする所との差を見て取れる。
日本人としてはズボラな私が、彼らと居ると寧ろ神経質に見えるくらいだ。

ああいう大らかな中国人が青島に世界最大の橋を突貫工事で仕上げてボルトが抜けたりしているというのはわからなくもない。満州鉄道が作った豊満ダムが70年たった今でも稼動しているのと比べると、同じアジア人でも気質が随分違うもんだと思うのだった。




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