独逸発! あや太郎新聞

欧州での9年に及ぶ様々な経験を得意の毒舌を生かし、斜め左から書き綴っていきたいと思います。そして私が小学生のころ、学級新聞として書いていた「あや太郎新聞」をここで復活させたいと思います。

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今、私の住んでいる中華ルームシェアには洗濯機が無いので、住人の我々は近所のコインランドリーを利用している。 この空間が何故かなかなか私の癒しの場所になっている。

私が始めに通いだした頃は、古ぼけた赤いベルベット素材の椅子や、骨董もののコーヒーの自動販売機などがあり、場所全体もなんだか古ぼけていかにも独身者が通いつめるのに適した空間だったのだが、10月くらいにこのコインランドリーはリニューアルオープンを果たした。

まず壁を黄緑と白にペイントして中央の洗濯物を折りたたむためのスペースも木目の美しい机になって、明るい雰囲気に。

さらに骨董もののコーヒーの自販機はいなくなり、その代わりにカフェカウンターが出来て、有機栽培の中々美味しいコーヒーを洗濯機を回している待ち時間に注文して飲めるようになった。

椅子も同じものだが、グレーの生地をかぶせて新しく見せているし、IKEAの机をいくつか仕入れてそれに組み合わせたから、ただ待つだけでも居心地のいい空間に大変身。

こういうのを従業員さんたちが、2週間ごとぐらいに少しづつ変化させていったのだが、今やとても感じのいい空間に仕上がった。

はじめの全体の壁のペイントを終えた時期ぐらいに、客呼び込みのためのイベントとして、近くにある大学の新学期パーティーみたいのを何故かこのコインランドリーでやっていた。

私はたまたま忙しい時期で、ドイツ国内での移動もあり、どうしても洗濯したかったので、パーティー会場と化したコインランドリー屋に入って

「忙しいのに面倒なだなあ・・・・。」

と正直思ったのだが、いまさら引き返すわけにもいかず、洗濯機に洗濯物をぶちこんでいつもの様に待ち時間を利用してパソコンを見ていると、パーティーに参加している人たちの一部が話しかけてきた。

どうもカクテルの販売などもしており、お試しカクテルならタダで呑めるからどう?というお誘いだったので、タダならいいかと試してみたが、まあ、勿論安い感じの酒だったが悪くは無かった。

その後、酔っ払ったドイツ人に

「君はパソコン見ていてあまり興味ないみたいだけど、コインランドリーでパーティーっていい案だと思わないかい?」

などと話しかけられた。

「まあ、いい案かもね。私も今日みたいに疲れてなくて、忙しくなければそりゃあ喜んで参加するけど!」

と半ばめんどくさく思いつつも答えたが、相手は酔っ払っているから私の返答などどうでもよさそうであった。

実際、余裕のある時なら面白く参加できるが、たまたま忙しい時期だったから、人の合間をぬってお金を機械に払い込んだり、乾燥機までたどり着くのが中々面倒だったのを覚えている。

その後も、従業員さんたちは、どうせ働くなら気持ちのいい空間で!というのを徹底したかったのか、花をかざってみたり、クッションを仕入れてみたり余念が無い。

そのどれも、基調となっている黄緑を意識して、緑や黄色や白で揃えているので中々センスがいい。
多分、良く見かける従業員のトルコ系のおねいさんのコーディネイトなんじゃないかと推測している。

最近では、マッサージチェアまで現れた。10分1ユーロ。
しかし日本の足のゆがみまで強制してくれる昨今のマッサージチェアを知っていたら、このマッサージチェアなんて20年前に使われていたものぐらいのレベルでしかないので、はじめは私も馬鹿にしていたが、一度、どうもだるいので試しに使ってみたら意外に中々良かった。

ドイツで指圧なんかに行ったら最低でも30ユーロを取られることを考えたら、10分1ユーロはかなり安いじゃないか!と思えば、利用価値が出るように思えた。

さらにコインランドリーの目の前には中々美味しいアイス屋さんがあるので、そこで私の好物のレモンシャーベットを買ってこのマッサージチェアでくつろぐのが最近の私の2週間にいっぺんの楽しみになりつつある。

コインランドリーまでは我が家から15分ほど歩かないといけないし、全部の時間を合わせると2時間は必要だから、忙しい時にはひたすら面倒に感じもするのだが、このコインランドリーの従業員さんの前向きな努力のお陰で、最近ではここが私の癒しの空間になりつつある。


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