独逸発! あや太郎新聞

欧州での9年に及ぶ様々な経験を得意の毒舌を生かし、斜め左から書き綴っていきたいと思います。そして私が小学生のころ、学級新聞として書いていた「あや太郎新聞」をここで復活させたいと思います。

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ここ4日程、スイスに滞在していた。

さる寄せ集めオーケストラのプロジェクトがあって吹きに行ったのだが、都合があって移動費・宿泊費などを最低限に抑えたかったものだから、行きはMitfahrgelegenheit というインターネットのサイトで同じくフランクフルトから目的地のスイスまで行く車を探して乗合いで行く事にし、宿泊はユースホステルだった。

このサイトは出発地と目的地の地名を入れて検索すると、同乗者を探している人のリストが出る事になっていて、そこに一人当りいくらか、何時に出発するかなどの情報が載っている。その中から適当な記事を選んでメールか電話で連絡するのである。
英語ではヒッチハイクサイトと言う事になっている。

今回はたまたまバッチリ条件が適った人がいて、おまけに女性だったので早速電話してみると、

「ええ、まだ席は空いてるから是非どうぞ!」

と感じのいい女性の応対だった上に、たった20ユーロでスイスまで行く事が出来る訳で(電車だと47ユーロほどかかる。)早速利用する事にした。

13時にガソリンスタンドで待ち合わせて出発したが、なんとなくヒッピー風の風貌のこのユーディットという女性はダルムシュタットでポップミュージックを勉強しているそうで、友達を訪ねにスイスまで移動するのだそうだ。

びっくりしたのが、運転していて眠くなったら大変!と気を使って助手席に座りながら道々何かしら話題を提供して話していたのだが、私が以前ルームシェアをしていたさる家族の話になり、その建物は建物全体に何故かヒッピーが住んでいた話をしたら、

「もしかしてそれってあのWohnprojekt の事じゃない?」

と、言い当てられた事だ。なんとも世間は狭い事に、私が住んでいたその建物の同じ棟の一番上に彼女の知り合いが住んでいるのだそうだ。名前を訊いたら、さらに驚いた事に私も知っているコニ―という人だった。

「彼女は確かに完全にヒッピーよね!歌が上手くて子供が二人いるのよ!」

と言っていたから確かに私の知っているコニ―だ。

「ところで、あのヒッピーアパート、そんなに有名なの?」

と訊くと、それは流石に偶然知っていただけみたいだが、

「あそこはヒッピーだけじゃなくて、なんだか政治関係の人もいるのよ。」

と言っていたのにはびっくりした。そんな人は私の知る限りいなかったようだが、誰のことだろう?

私が知っているのはシングルマザーや、学生結婚のカップルなどの様々なヒッピーたちで、私が住んでいたルームシェアも、正真正銘のヒッピーのマルクとパヴリナのカップルと彼女たちの子供たちと、同じく同居人の韓国人で旅行会社で研修をしているスンヨンというメンバーだった。

この家族はパヴリナが働いていて、その間、マルクが家で子供の面倒を見ている・・・という現代的な主夫の家族だったが、休日は子供はパヴリナが面倒を見て、マルクがフリーマーケットで稼ぎに行く・・・という絵に描いた様なヒッピーでもあった。

この建物は、住民全員によって自治されていて、地下には共同で使用できるバーまで作ってあった。
そこにはピアノも置いてあって、マルクの演奏でコニ―が歌ったりもしていたかもしれない。

二人で

「意外とフランクフルトも狭いもんだねえー!!」

と驚きあったが、ヒッピー繋がりも中々広い様だ。

その後、車は4時間ほど走ってスイス国境に達し、Zoll を無事に過ぎて左右に酪農家を眺めつつ、無事に目的地に到着した。
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